今回は、初めて内航船で乗船した、セメント船(1ヶ月で、解雇)と現在、乗船中のRO-RO船(3週間)での船内生活環境、荷役をまとめてみた。
セメント船
船内生活環境

・ 船橋(タワー型)
荷役制御室、食堂、居住区、船橋、各 フロアーに別れるている。船にビル立っていいるようなもの。大したことないと思っていましたが、1日に何回も登り降り・・ワッチ中の船内点検は、エンジンルームのまで行くので、7階分を登り降り、足が完全に止まって、船橋に戻るのに一苦労・・
・ 構造が複雑
ウォーキングするには、慣れないと危ない!慣れると、逆に高低差を利用して、アスレチック的な運動ができる。
・ 外舷が低い
波を被るので、荒天だとウォーキング不可。構造が複雑な荷役装置が錆びやすい。
荷 役
ワッチで、対応。
・ バラストの操作
・ サウンディング
・ ホーサ、圧送ホースの見回り
仕事を覚える事が多く、見回りでは、船首から船尾まで、歩き回る。
何時でもやる。量にもよりますが、深夜から朝方まで、かかる場合も・・
RO-RO船
船内生活環境

・ 居住区フラット
陸上から一度上げれば、居住スペースは1フロアなので、移動が楽。逆に、意識して運動しなと、運動不足になる。
・ 構造がシンプル
フラットで広いので、運動に最適。ランニング、ダッシュもできる。
・ 動揺が少ない
アンチローリングシステムなどの装備(動揺で車両が傷付くを防止)している。
・ 外舷が高い
波をほとんど被らないので錆びにくい。
荷 役
ワッチで、対応。
・ 各層の車両の台数の把握
セメント船に比べると、覚える事が少なく、体力的に全然楽。
・ 車両の搭載は、メーカー側が運転
荷役時間は、メーカー側の関係もあり、07:00〜18:00ぐらい、今のところ、深夜にやったことはない。
・ バラスト調整
バラスト調整はセメント船ほど複雑でない。
まとめ
そんなに、長くもない乗船ですが、偉そうに好きに書かせてもらいました。
会社、船の装備にもよりますが、結論!わしの個人的な意見ですが、圧倒的に、船内生活環境、荷役的にもRO-RO船!
唯一、セメント船のメリットといえば、色々手当が着くので、報酬的に多くもらえます。
ただ、報酬が多くもらえるということは、それと引き換えに、労働時間が多くなること・・
労働時間が多くなると、疲労、自分の時間が無くなる、余裕がなくなる。ストレスが多くなる。人間関係が悪くなる・・とうい、悪循環になると思います。
今のRO-RO船は、定期航路、週末は仮バースと、労働的、時間的に余裕があるので、人間関係は良好な気がします。
参考になれば、嬉しいいです。
では、また!
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